
こんにちは!西尾歯科副院長の山本です。
患者様の中に、
「他の歯医者さんでは、インプラントは無理と言われました」
という方がいらっしゃいます。
よく訊いてみると、上顎の奥歯の部分の骨が薄い人だったりします。
上の奥歯の部分の上には「上顎洞」という空洞があります。
上顎洞は鼻とつながっている骨の中の空洞です。
たとえると(変なたとえですが)
上の奥歯の骨が1階の天井のとするならば、
2階の部屋が上顎洞です。
この1階の天井と2階の床との間が薄い人が結構いるわけです。
インプラントの埋め込み部分の長さよりも骨が薄いと
インプラントは2階の床下から突き出した形になるので
骨と実質的に結合している部分が少ないので、
インプラントを支える力が弱くなりますし、
上顎洞の内面の粘膜(2階の床に敷かれたカーペットのようなもの)
を突き破ると、炎症を起こします。
それでは、そこの骨の薄い人はインプラントができないのかというと
そうではありません。
ソケットリフトとかサイナスフロア・エレベーションとか言われるテクニックがあります。
それはどのようなテクニックかといいますと、たとえ話に戻りますが、
1階の天井からそっと2階の床下までカーペットを破らないように穴を開けて、
その穴から骨に置き換わる砂のような物質を詰めていくのです。
するとカーペットの下に砂山のようなものができてカーペットはその砂山に
乗って盛り上がります。その砂山の中にインプラントを埋め込むと、
上顎洞の粘膜は突き破らずに数ヵ月後にはインプラントの周囲に
骨の組織ができあがります。
言ってしまえば簡単そうですがなかなか難しい技術なので、
インプラントをする歯科医がすべてできるわけではありませんので、
医院によっては「無理ですね」といわれてしまうこともあるかもしれません。
当院ではこのテクニックは全員習得しておりますので、
安心して治療を受けていただけます。
もし「無理ですね」と言われた方でも、一度ご相談ください。