
皆様、こんにちは。歯科衛生士の上野千里です。
虫歯でないのに歯の長さが減ったり、溶けてる??と感じたことはありませんか?
それはもしかすると酸蝕症かもしれません。
歯が溶ける(すりへる)原因はひとつではないのですが、今日は酸蝕症についてお話させていただきます。
酸蝕症の原因として大きく分けて二つあります。
①内因性
胃食道逆流症候群
胃の内容物が種々の原因により食道を逆流し胸焼け呑酸(口腔内の酸味)などの症状が生じます。
ひどくなると食道粘膜がただれる場合もあります。phの低い胃酸によって歯の表面が溶かされます。
一方拒食症、過食症に代表される摂食障害は心理的要因によるもので嘔吐を繰り返すことにより、歯は胃酸による侵食を受けます。
②外因性
歯はphが4以下の環境下で溶けるとされておりますが、私たちが日常的に摂取する飲食物にはこのような酸性食品がたくさんあります。
特に注意しなければならないのが、オレンジ、レモン、グレープフルーツといった柑橘類です。
柑橘類には歯を強力に溶かすクエン酸が多く含まれており、例えば柑橘類を1日2個以上食べる人では、食べない人に比べて酸蝕症になるリスクが37倍であると報告されています。
その他コーラなどの炭酸飲料、スポーツドリンク、ジュース類も酸蝕症の原因になります。
酸蝕症を少しでもご理解いただけましたでしょうか?
酸蝕症から歯を守っていきましょう!!