大阪府茨木市 西尾歯科

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歯科衛生士のブログ

たばこの煙と成分

皆さん、こんにちは。
チーフ:歯科衛生士の下川床 里美でございます。
今回は10月30日から連載形式で書かせて頂いている、「たばこの知識」 今日は「たばこの成分について」書かせて頂きます。宜しくお願いいたします。

たばこの煙の中には、様々な「燃えかす」が生成され、これらは、気体成分と微粒子成分とに分けることができます。「燃えかす」の中には、タールとして存在するような、不完全燃焼の過程で生成される中間産物的な化合物が無数に含まれるほか、一酸化炭素、ニコチンといった、からだに悪影響を及ぼす物質が含まれています。
タールという言葉自体はさまざまな別の物質の呼び名として使われますが、たばこ煙のうち一酸化炭素やガス状成分をのぞいた粒子状の成分、いわゆるヤニのようなものを指します。


このタールにはニコチンをはじめとする有害物質や発がん性物質が数多く含まれていますが、タールに含まれる発がん性物質の代表的なものにはベンツピレン、アミン類、NNKなどがあり、他にもがんを引き起こす可能性のある物質が60種類以上含まれています。たばこの中には「低タールたばこ」と呼ばれるものがありますが、機械の用いた一定の測定法による測定値が相対的に低いというだけで、たばこに含まれるタールの量が少ないわけではありません。製品に記載のタール量は機械により一定条件下で測定されたものであり、身体に取り込まれるタールの量は吸い方によって変わるため、低タールたばこがタール量の摂取が少ないとは言えず、もちろん害が少ないわけではありません。
血液中のヘモグロビンは酸素と結びついて全身に酸素を運ぶ役割をしていますが、一酸化炭素は酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすい性質を持っています。このため、一酸化炭素があるとヘモグロビンは酸素と結びつくことができず、血液の酸素運搬能力が低下してしまい、酸素不足に陥ります。これが一酸化炭素中毒です。

 一酸化炭素はたばこの煙にも1%から3%ほど含まれています。ニコチン、タールとともにたばこから発生する有害物質の代表的なものとして「たばこの三害」などと呼ばれます。一酸化炭素とヘモグロビンが結びついた一酸化炭素ヘモグロビンの体内での半減期は3、4時間程度なので、頻繁に喫煙する人は慢性的な酸素欠乏状態となり、ひいては赤血球が増えるなどの影響もあります。また一酸化炭素は血管の動脈硬化を促進するともいわれています。

ニコチンは、アルカロイドの一種で、神経毒性の強い猛毒です。化学物質としては毒物に指定されています。 たばこの葉に含まれており、喫煙によって煙から体内に取り込まれます。血液中のニコチンは急速に全身に広がります。中枢神経にあるニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR) にニコチンが結合すると、報酬系と呼ばれる神経回路に作用して心地よさをもたらします。喫煙の習慣をなかなか止めることができないのは、この仕組みが強い薬物依存を引き起こすためです。

たばこの成分には、他にもいろいろございますが代表的なものを説明致しました。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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