
こんにちは、衛生士の 福井康子 です!
普段皆さんが食事中になにげなくしている "咬む" という動作には、ただ物を食べるという
ことだけでなく、私たちの体にとてもいい影響を与えているのです。その中から少しお話をさせ
ていただきます。
"咬む" ことは、今まで食べ物を細かく砕き、唾液と混ぜ合わせて消化吸収しやすくするた めの物理的作用のみが重視されていました。
「よく咬む子供は虫歯が少ない」 「よく咬む子供は頭がよくなる」 「よく咬んで食べるとボケ 防止できる」 などといわれるようになり、咬むことの必要性について研究がなされつつありま す。
これにより "咬む" という物理的力があご・顔面・歯周組織に加えられると、骨格形態変化 に及ぶことが突き止められてきています。
身体に加えられる外力と、細胞代謝の関係を研究する学問があり、それは "メカノサイトロ ジー"とよばれています。
よく咬むとどのような効果があるか?
● 肥満防止
よく咬むと脳にある満腹中枢が働き、満腹を感じ始めるので、食べ過ぎないですみます。
またよく咬むと ヒスタミン という物質が脳の中に作られ、このヒスタミンが食欲抑制や、
内臓脂肪の燃焼促進効果があるので、よく咬むことは肥満防止につながります。
● 虫歯(歯の病気)予防
よく咬むことで、つば(唾液)が分泌され食べかすを洗い流してくれたり、虫歯のばい菌の
活動を抑制し、歯茎の血行を促進します。
唾液にはいろいろな役割がありますが、リゾチーム・ラクトフェリン などは口の中の細菌
の増殖を防ぎます。
近年の私たちの食事のメニューには、軟らかい食べ物が多くなってきているので、固い
物や食物繊維の多く含まれる食品をできるだけ摂って歯と身体の健康に気をつけていき
ましょう!