
皆さんこんにちは、歯科衛生士の 福井康子 です。
よく咬むことの利点について2回にわたってお話をさせて頂きましたが、実はまだまだ身体にとっていいこがあるのです。
☆ 味覚の発達
咬む回数が多いほど食べ物本来の味がよくわかり、食材の持ち味を味わうことができます。
味わうというのは、食べ物を咬んで唾液と混じりあわせることで味覚として感じることです。そして
唾液に溶け込んだ味覚物質が舌の表面にあるセンサーで、"甘い、しょっぱい、酸っぱい、苦い、旨い"などの味を感じることができるのです。
よく咬むと、例えば・・・するめは咬めば咬むほど味が出ます。 という直接的ではない、複雑な
味わいが味覚を発達させてくれるのです。味覚は、歯ざわり、のど越し、咬み応えが味を左右します。
☆ 言葉が正しく発音できる
歯は発音と非常に密接な関係があります。た音、さ音は歯がなくなってしまうと明瞭に発音しにくくなります。また声を出して発音することは、口の周りの筋肉が鍛えられてこそできることなのです。ですから、咬むことで筋肉が鍛えられて、はっきり発音ができるというわけです。
よく咬むことが身体にとっていいということは、理解して頂けたと思いますが、普段の食生活で少し工夫すると咬む回数はもっと増やせます。
例えば・・・ロールキャベツは15回なのに、生の千切りキャベツなら82回 と料理次第で、咬む回数は全然違ってきます。一般に水気が多いものは回数が少なく、干物のような唾液と混ざらないと飲みにくいものは、咬む回数が多くなるようです。
でも、軟らかい食品でも固い食材を入れて調理すると、咬む回数がグンとアップしたり、材料の切り方も咬む回数に関わってきます。大きさを2分の1にすると約12%、8分の1にすると約40%に咬む回数は減少してしまいます。
このような調理の工夫も毎日の生活の中に取り入れてみてくださいね!