
こんにちは歯科衛生士の伊藤です。
今回は妊婦さんと歯周病についてのお話をさせていただきます。
妊娠中のお口の中は、生活習慣や体質の変化から通常よりも虫歯や歯周病になりやすくなります。
1、つわり
・ 妊娠6~9週で人によっては気づかない程度から寝込むほどまで程度が違いますが、
つわりによってハブラシを口に入れることも困難な場合があり奥歯の磨き残しが
多くなり歯茎に炎症がおきます。
・ 食べつわりで少しずつ何度も食事をするために、口の中で酸性の状態が続き虫歯ができやすくなります。
2、女性ホルモンの変化
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
プロゲステロンは歯肉を腫らす原因で妊娠中にプロゲステロンは上昇しま
す。
そのため少量のプラーク(歯垢)でも炎症反応が起こりやすくなります。
歯周病のひどい妊婦さんは、歯周病菌の影響で早産や低体重児出産などの妊娠トラブルの
危険性が高くなりますので、安定期(5~7ヵ月)に入られましたら歯科検診をお勧めします。
妊娠中のハブラシについて
・ハブラシをできるだけ小さいものに替え嘔吐を避ける
・虫歯予防の目的でフッ素入りの歯磨き粉を使う
・歯周病予防のためできるだけ丁寧に磨く
・砂糖摂取の仕方に注意する
つわりがひどいときは
・うがいをこまめにする
・うがいも出来ない人は氷をなめる
こんにちは歯科衛生士の上野 みきです。今回は思春期の歯肉炎についてお話いたします。
思春期はホルモンの分泌のバランスが崩れ、思春期歯肉炎にかかりやすくなります。症状は、普通の歯肉炎と同じで歯磨きの時に歯ぐきからの出血や、 口臭、口の中がねばねばするなどです。
思春期のすべての子どもたちの歯肉に炎症が起こるわけではなく、子供の頃から歯肉炎があった場合は歯肉炎が悪化します。
歯肉に炎症がなければ、思春期になっても歯肉は健康状態を維持することができるので、心配はいりません。思春期が過ぎれば、炎症はある程度軽減しますが、完全に治ることはありません。
予防方法としては、生活習慣の改善や定期的に口腔内を確認し歯磨き指導を受ける必要があります。
皆さん、こんにちは。
チーフ:歯科衛生士の下川床 里美でございます。
今回も喫煙のお話をさせて頂きます。
皆さんは、サードハンド・スモークという言葉をご存知ですか?
2009年1月にマサチューセッツ総合病院小児科医師が新しいタバコのリスクとして初めて学術誌の中で用いた用語のようです。
サードハンド・スモーク(third-hand smoke)
First hand smoke :主流煙:能動喫煙。
喫煙者がタバコの煙を直接吸い込む。
Second hand smoke:副流煙:受動喫煙。
非喫煙者が他人のタバコを吸わされる。
Third hand smoke:???
今回の用語です。
「残留受動喫煙」というのが当て訳語です。
副流煙:受動喫煙に対し、さらにもう一段階を踏んだあとにもタバコの煙に含まれる残留化学物質による有害性があることが指摘されました。要するに、今、目の前で喫煙していなくても、少し前に喫煙していた喫煙者の吐息、髪の毛、衣服、手指などの発するタバコ臭、放置された吸い殻の発するタバコ臭、喫煙者が宿泊後のホテルの部屋の中、壁、家具、カーペットなどにしみついたタバコ臭などがサードハンド スモークに相当し、広い意味での間接喫煙あるいは環境汚染と言えるでしょう。
サードハンド スモークは能動喫煙や受動喫煙に比べれば、リスクはそれほど大きくないかも知れませんが、特に家の中を這い回る、幼い子どもがいる家庭では、タバコの煙に含まれる有害化学物質が残留している部屋の家具、壁、カーペットなどから子どもへの影響が全くないとは言えないはずです。
将来的に新幹線や飛行機で移動中、猛烈なタバコ臭を放つ乗客が自分の隣に座ってきた時などには、防御マスクが必要になるかもしれませんね。
今日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
こんにちは、歯科衛生士の伊藤です。
今回は、子供の歯周病についてお話しさせていただきます。
歯周病は主に成人の多くにみられる口腔内疾患ですが、子供も歯周病にならないわけではありません。
確かに子供の時は免疫力も強く、唾液の分泌量などが多いため子供は歯周病にはなりにくいものの、
なってしまうと成人より速い速度で進行してしまいます。
原因は先天的に免疫力が弱かったり、歯磨きの状態が非常に悪かったり、常用している
お薬などにより唾液の量が減少し歯周病になりやすかったりします。
子供の歯周病は若年性歯周炎を除くと大人の歯周病のように歯槽骨の破壊を伴うような
重度の歯周病はまれだとされほとんどが歯肉炎で、主な症状は歯肉の発赤腫脹・あるいは
歯磨き時のはぐきの出血です。
子供さんのお口の中を見て歯周病かな?と不安に感じたら早めに歯科医院を受診しましょうね。
皆さん、こんにちは。
チーフ:歯科衛生士の下川床 里美でございます。
今日は<禁煙記事>を最初にご覧頂きたいと思います。
<禁煙記事より>
喫煙は緩やかな自殺、そして間接的な殺人行為なんです!!
タバコは緩やかな自殺とまで言われるほど、ニコチンの有害度はかなりのものです
特に欧米諸国より喫煙者の多い日本では、あちこちでニコチン自殺が勃発!!
確実に発生率と死亡リスクが高いガン以外にも、タバコ病と呼ばれる喫煙が原因の病気は星の数ほどあります。
しかもタバコの副流煙もかなりの割合で健康被害を出しまくっています。
ほとんど間接的な殺人と言っても過言ではないほどです。
喫煙愛好家の方には、耳が痛いお話だと思います。が学会でも先生がおしゃっていました。
喫煙するのは喫煙者だけではありません!!
たばこの煙は、喫煙者の口を通して吸い込まれるものを主流煙と呼び、先端の点火部分から立ち上る煙を副流煙と呼びます。副流煙は主流煙よりも有害成分が多く含まれていることが分かっています。主流煙はフィルターを通って酸性になり、いくぶん刺激も少なくなっていますが、副流煙は燃焼温度が低く十分な酸素が供給されないため不完全燃焼になりやすく、またフィルターを通っていないため有害成分の濃度が高くなります。ニコチンやタールで数倍、アンモニアに至っては数十倍にもなるといわれています。発がん性物質も副流煙の方が多いことが分かっています。受動喫煙で主に問題にされるのはこの副流煙ですが、周囲の人が吸い込む煙には喫煙者が一旦吸い込んで吐き出した煙も含まれています。これは呼出煙と呼ばれます
煙に含まれる200種以上の有害物質(ニコチン、タール、一酸化炭素など)の含有量は、
主流煙より副流煙の方が多いことが分かっています。
また、主流煙は酸性ですが、副流煙はアルカリ性で、目や鼻の粘膜をより刺激します。
受動喫煙では非喫煙者の体内に入るタバコの量は喫煙者の10分の1~100分の1の程度だが、非喫煙者のタバコの煙に対する感受性が喫煙者より大きく、1日数本の喫煙に匹敵する健康被害がおよぶ。受動喫煙は最大の環境汚染といわれ、ヂィーゼルエンジンの排気ガスやアスベスト汚染をはるかに上まわる発癌性環境汚染因子で、胎児や小児への影響が心配されている。乳幼児における心身の発達遅延・乳幼児突然死症候群・呼吸器疾患は母親などの家族の喫煙が原因となることがあり、成人でも喫煙する配偶者や同僚との生活を長く続けると、心筋梗塞、癌、脳卒中による死亡率が有意に高まる。
たばこの煙には4000種以上の化合物が含まれています。そして、火のついている部分の内側はおよそ500~600度の高温になっていて、ここで起こる化学反応が数多くの発がん物質や一酸化炭素などを発生させます。
このように喫煙は周囲の人たちの健康にとても影響を及ぼします。今回は最初に少し過激な文章から始まり最後までお読み頂きましてありがとうございました。
こんにちは、歯科衛生士の伊藤です。
今回は唾液と歯周病の関係についてお話させていただきます。
唾液が果たす役割は大きく分けて以下のようなものがあります。
浄化作用・・・虫歯菌や食べかすを洗い流す
殺菌作用・・・外部からの病原菌の侵入を防ぎ口内の雑菌の繁殖を抑える
消化作用・・・唾液に含まれる消化酵素で食物を消化しやすくする
再石灰化作用・・・溶かされた歯を修復する働き
緩衝作用・・・虫歯菌が出した酸を中和して口内を中性に保つ
このように唾液には健康に関わるさまざまな働きがあります。
大人は一日1.5~2リットルの唾液を分泌するのが普通です。
しかし、ストレスや疲れや加齢、薬の副作用などで減少することもあります。口の中が渇く病気を「ドライマウス」といい以下のような病気を発症しやすくなります。
・虫歯や歯周病
・舌痛症
・味覚障害
・風邪などの感染症
・口臭
・胃炎、食道炎などの消化器疾患
唾液の分泌を促すためによく噛んで唾液を出しましょう。
シュガ―レスガムを噛むのも効果的です。
お口の中が乾かないようにお茶や水などの糖分が含まれてないもので水分補給しましょう。
よく噛むことは唾液の分泌を促すだけではなく食べすぎを抑え肥満防止になったり、顔の表情が豊かになったりと様々なプラス効果をもたらしますよ!!
こんにちは。歯科衛生士の上野 みきです 今回は糖尿病と歯周病の関係について、お話いたします。
糖尿病に罹っているひとは、歯周病になりやすいといわれています。
なぜかといいますと、糖尿病にかかると血糖値が高い状態になるため、歯肉の血管も抵抗力が弱くなり歯周病菌におかされやすくなったり、、唾液の分泌量が減って歯周病菌が増殖したり、機能が低下して、歯周病が発症・進行しやすくなるためだといわれています。
なので、糖尿病を持っている方は歯周病にも要注意です。
歯周病と糖尿病は深い関わりがあり、共に治していくことが必要となります。
歯周病は口の中だけではなく、様々な病気を引き起こす原因となりますので、口腔ケアが重要となります。
特に歯と歯茎の境目は、細菌が溜まりやすく歯磨きだけではなかなか難しいところです。健康を守っていくために、定期健診を受けたり、PMTCを行うことで歯を守ることにもつながります。
こんにちは 歯科衛生士の上野 みきです。 今回は、糖尿病についてお話いたします
糖尿病とはインスリン(血糖値を下げるホルモン)の作用が低下し、体内に取り入れられた栄養素がうまく利用されずに、血液中のブトウ糖(血糖)が多くなっている状態です。
膵臓からのインスリンが足りない状態になると、肥満などによるインスリンの効果が出にくい(インスリンが有っても血糖値が下がらない状態)が有ります。(または、両者の組み合わさった状態。)
糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病という種類があります。
*1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病とも言います。)
1)比較的急激に発病する事が多い。(急に多尿、のどの渇き、やせが出現します。)
2)幼児期から青年期に発症することが多いとされますが、高齢者も含めあらゆる年齢で発症します。
3)日本人の糖尿病患者さんのうち約3~5%が1型と言われています。
4)膵臓のインスリンをつくっている細胞がこわされ、最終的にはインスリンがほとんどつくられない状態になります。
5)インスリン注射をしないと昏睡に陥ってしまいます。
*2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病とも言います。)
1)一般に徐々に血糖があがり、無症状の時期が長い糖尿病です。
2)成人に多い糖尿病ですが、食生活の変化に伴い最近では小児にも見かけます。
3)日本人の糖尿病患者さんのうち約95%が、2型糖尿病です。
4)糖尿病になりやすい素質をもっている人に肥満、アルコール、精神的ストレス、加齢などの誘因が加わって発症します。
5)治療の基本は食事療法と運動療法です。
6)内服薬により治療出来ますが、インスリン療法を必要とする場合もあります。
(内服薬で血糖値の下がらない人は、インスリン治療が必要です。)
皆さん、こんにちは。 チーフ歯科衛生士の下川床 里美でございます。 先日のブログでもお話しましたが、日本歯周病学会主催の第52回秋季学術大会に参加し 「歯科から始まる禁煙支援」というタイトルで3人の先生の歯科衛生士教育講演をききました。 西尾歯科では、禁煙支援はまだ積極的には取り入れていませんが講演を聞いてその必要性を感じました。 まずは、自分自身"たばこ"に関する正しい知識を学ばなければと思い調べた内容を連載形式でブログで書かせていただきます。 今回は「たばこの知識」についてお話させて頂きます。宜しくお願いいたします。 たばこのニコチンとは1550 年にタバコ種をパリに 持ち帰ったフランスの駐ポルトガル大使ジャ ン・ニコにちなむ。 ニコチンは、気分を落ち着かせたり、リラックスさせたりするこ とができる。 少量で興奮/眠気ざましになり大量で鎮静/気を落ち着けさせる。 これはニコチンが大脳を刺激することによってドーパミンの分泌を促す ことによっておこるが、ニコチンには依存性があり、麻薬などと同様中毒性を持っている。 ニコチンは口腔粘膜、気道、肺、皮膚から吸収されます。気道から入ったニコチンは約8秒で脳に達します。脳には有害物が入らないように関門(脳血管関門)が設けられていますが、ニコチンはこれを容易に通り抜け、脳内の快楽をもたらす部位に作用することが分かってきました。これがたばこ依存、つまりニコチン依存につながると考えられます。 たばこの煙の中には、様々な「燃えかす」が生成され、これらは、気体成分と微粒子成分とに分けることができます。「燃えかす」の中には、タールとして存在するような、不完全燃焼の過程で生成される中間産物的な化合物が無数に含まれるほか、一酸化炭素、ニコチンといった、からだに悪影響を及ぼす物質が含まれています。 タールという言葉自体はさまざまな別の物質の呼び名として使われますが、たばこ煙のうち一酸化炭素やガス状成分をのぞいた粒子状の成分、いわゆるヤニのようなものを指します。 今回「たばこの知識」について調べてみて、まだまだ勉強不足だと感じました。 次回は「タバコの成分のタール・一酸化炭素・ニコチンについて」ブログのアップをさせて頂きます。 最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
こんにちは、歯科衛生士の伊藤です。
今回は虫歯と歯周病菌は移るのか?というお話です。
虫歯の原因菌であるミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在しません。
ところが、乳歯が萌え始める生後6ヶ月頃からお口の中にミュータンス菌が見つかるようになります。
実は、お母さんの食事のスプーンや口移しなどによって唾液を介して感染するのです。
いわゆる母子感染です。
感染が起こるピークは1歳半から2歳半くらいの間で、お母さんあるいは家族の口から唾液を介して感染します。
特に、お母さんのお口の中の衛生状態が悪く、ミュータンス菌が多いほど感染し易くなります。
それでは、ミュータンス菌の母子感染を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?
まずは、お母さんの口の中のミュータンス菌を減らすようにします。
そして、ミュータンス菌に感染する時期を遅らせれば、遅らせるほど感染しにくくなるといえます。
ミュータンス菌を感染させず、そして感染する時期をなるべく遅らせることが子どもの虫歯を予防することになります。
それでは、お母さんの口の中のミュータンス菌を減らすにはどうしたらいいのでしょうか?
実はそれは、虫歯予防の基本、原点でもあります。
1.歯磨き (できればフッ素入りの歯磨きで毎食後)
2.間食を減らす。長時間だらだらと食べない。
3.甘いものを減らす。
4.食後にキシリトールガムを噛む。
5.水分摂取は水かお茶にする 。ジュースなどの清涼飲料水はなるべく避ける。
そしてこれは、ミュータンス菌に感染してしまった子供に対する対策でもあります。