
皆様こんにちは。歯科衛生士の上野千里です。
今回はシーラントについてお話させて頂きます。
まず、シーラントってなんだろうと思われると思いますが、シーラントとは歯のかみ合わせの面の溝に樹脂をつめてむし歯を予防する方法です。
このまま放っておいたらむし歯になりそうだなと思うところにしますので歯は削りません!!!
どこにするんだろう?
答えは奥歯のかみ合わせの面の溝にします。
基本的には永久歯にしますが、溝が深い場合は乳歯でも適応されます。
生えたばっかりの歯は溝が深く、頑張って歯ブラシを当てても汚れが落としきれずに虫歯になってしまうことが多いのです。
いつするの?
答えは最初は6歳臼歯が生えた頃にします。
その後は生え変わりの時期にあわせて行います。
シーラントは歯の溝からの虫歯予防には効果的ですが、全ての虫歯を予防するものではありませんので、日頃からの歯磨きと定期的なチェックをおすすめいたします。
皆さまこんにちわ 歯科衛生士の平田です
今までキシリトールについて色々とお話しさせてもらいました。
今日はキシリトール以外にも甘味料の事をお話してみたいと思います
キシリトールは糖アルコールといわれる物の仲間です
その特徴として
①低カロリー
胃や腸で吸収されにくい糖質なので砂糖に比べてカロリーが1/2~2/3
②糖尿病が気になる方にもご利用いただけます
糖アルコールは甘味があるうえ、血糖値を急激に上昇させず、インスリンの
分泌も刺激しません。そのため糖尿病患者の方々にも安心してご利用いただける
甘味料です
③虫歯の原因になりません
食事後の口中に残る食べかすを餌にして、虫歯菌の産生する酸が虫歯の原因と
言われています。トゥースフレンドリー協会では口中のpHが5.7を下回ると虫歯に
つながるとしています。でもご安心ください。
糖アルコールは虫歯菌の餌にならないため、食事後も口の中のpHが
低下(酸性に傾かず)せず、虫歯の原因になりません
ガムやタブレットの原材料名表示に糖アルコールの仲間の名前があればひとまずは
安心して頂いて大丈夫です
キシリトールの仲間たち♪
ソルビトール マンニトール マルチトール
ラクチトール オリゴ糖アルコール 還元水飴
皆さん、こんにちは。 チーフ:歯科衛生士の下川床 里美でございます。 今回は、女性が喫煙をした場合の影響をお話しさせて頂きます。 喫煙の妊娠出産などへの影響 ・たばこを吸っている妊婦は、吸わない妊婦より、1.5倍ほど、自然流産しやすくなり、1.4~1.5倍ほど早産しやすくなります。また、吸う本数が増えるほど、早産しやすくなります。 ・たばこを吸っている妊婦は、吸っていない妊婦より、1.2~1.4倍ほど、周産期死亡(妊娠28週以降の死産と生後1週間未満の早期新生児死亡)が高くなります。 ・たばこを吸っている妊婦から生まれた子どもの出生時の体重は、たばこを吸わない妊婦から生まれた子どもに比べて平均200g軽く、また、出生時の体重が2500g以下の低出生体重児が生まれる頻度が約2倍ほど高くなっています。 このような影響は、たばこ煙中のニコチンと一酸化炭素によって胎児と胎盤系が低酸素状態になったため、胎児の発育障害が引き起こされるといわれています ・妊娠前に禁煙した場合、子どもの出生体重は、たばこを吸ってない妊婦と同じレベルになります。妊娠初期に吸っていても、妊娠3~4カ月までに禁煙すると、低体重児のリスクがたばこを吸っていない妊婦のレベルに近づきます。早産、週産期死亡についても妊娠初期に禁煙すればそのリスクは下がるとされています。 子供への影響 たばこを吸ってるけど母乳をあげても大丈夫? ・たばこを吸っている母親の母乳の中には、ニコチンが含まれることが知られています。また、たばこを吸う量が増えると母乳の中に含まれるニコチンの濃度も高くなるという報告があります。 *1日20本以上たばこを吸っている母親の母乳を飲んだ新生児が、いらいらしたり、眠れない、吐く、下痢、頻脈などのニコチン中毒症状を起こしたという報告もあります。 赤ちゃんや子どもの周りで吸っても大丈夫? ・まわりにたばこを吸っている人がいると、赤ちゃんの尿から、ニコチンが検出されることがあります。生後18日前後の赤ちゃんでは60%、生後3週間から1才までの赤ちゃんでは53~77%に尿からニコチンが出てきているという報告があります。 子どもの周りで吸っても大丈夫? ・母親が喫煙する場合、子どもは肺炎・気管支炎などの呼吸器疾患になりやすく、また、身体発育にも影響があるといわれています。 私の患者様でも妊娠期や産後しばらくは赤ちゃんの影響を心配されて禁煙なさる方多くいらしゃいます。しかし、また本数は減っても喫煙者に戻ってしまう...のが現状のようです。 今日も長い文章をお読みくださり、ありがとうございました。
皆さんこんにちは、歯科衛生士の 福井康子 です。
よく咬むことの利点について2回にわたってお話をさせて頂きましたが、実はまだまだ身体にとっていいこがあるのです。
☆ 味覚の発達
咬む回数が多いほど食べ物本来の味がよくわかり、食材の持ち味を味わうことができます。
味わうというのは、食べ物を咬んで唾液と混じりあわせることで味覚として感じることです。そして
唾液に溶け込んだ味覚物質が舌の表面にあるセンサーで、"甘い、しょっぱい、酸っぱい、苦い、旨い"などの味を感じることができるのです。
よく咬むと、例えば・・・するめは咬めば咬むほど味が出ます。 という直接的ではない、複雑な
味わいが味覚を発達させてくれるのです。味覚は、歯ざわり、のど越し、咬み応えが味を左右します。
☆ 言葉が正しく発音できる
歯は発音と非常に密接な関係があります。た音、さ音は歯がなくなってしまうと明瞭に発音しにくくなります。また声を出して発音することは、口の周りの筋肉が鍛えられてこそできることなのです。ですから、咬むことで筋肉が鍛えられて、はっきり発音ができるというわけです。
よく咬むことが身体にとっていいということは、理解して頂けたと思いますが、普段の食生活で少し工夫すると咬む回数はもっと増やせます。
例えば・・・ロールキャベツは15回なのに、生の千切りキャベツなら82回 と料理次第で、咬む回数は全然違ってきます。一般に水気が多いものは回数が少なく、干物のような唾液と混ざらないと飲みにくいものは、咬む回数が多くなるようです。
でも、軟らかい食品でも固い食材を入れて調理すると、咬む回数がグンとアップしたり、材料の切り方も咬む回数に関わってきます。大きさを2分の1にすると約12%、8分の1にすると約40%に咬む回数は減少してしまいます。
このような調理の工夫も毎日の生活の中に取り入れてみてくださいね!
皆様 こんにちは 歯科衛生士の平田です
「検診でまだ虫歯の初期ですから、しっかり磨いて虫歯にならないようにしましょうね」
と声かけされた方もいらっしゃるかと思います。その時は虫歯って言われてるのに治療
しないのかな? と疑問のまま次の検診まで過ごされてはいないでしょうか?
初期虫歯は歯のエナメル質表面が白くなった状態で、歯からミネラルが溶け出して脱灰
した状態を言います。
それを元に戻す為には唾液の中に含まれるミネラルが又もとの歯の中に戻れば
再石灰化して、見た目は白いままですが、硬い歯になってくれます。ただし再石灰化
には脱灰の3倍の時間がかかるため、早く虫歯の進行を止めることが大切です。
この再石灰化を早める方法は、しっかり嚙んで唾液を分泌させること。その為には、
食事やおやつを規則正しくとる事、お口の中を清潔に保つことです。
さらにはフッ素配合の研磨剤=歯磨き粉 やフッ素配合の歯面塗布剤を毎日使って
歯を守ってあげてください。
小学校から中学に入る頃までに大人の歯がどんどん生えてきます
高学年になるともう自分で勝手に磨いているだろう・・・と子供さんだけにブラッシング
のすべてを任せるのはまだ不十分です。
是非 歯科医院でしっかりと磨き残しはないか?初期虫歯になっていないか?
色々とチェックしてもらってください。
3ヶ月ごとの定期健診を受けてくださいね。
簡単に歯を削ってしまうのではなく、出来る限り、削らないように
強い歯に再生してあげましょう!!
こんにちは、衛生士の 福井康子 です!
普段皆さんが食事中になにげなくしている "咬む" という動作には、ただ物を食べるという
ことだけでなく、私たちの体にとてもいい影響を与えているのです。その中から少しお話をさせ
ていただきます。
"咬む" ことは、今まで食べ物を細かく砕き、唾液と混ぜ合わせて消化吸収しやすくするた めの物理的作用のみが重視されていました。
「よく咬む子供は虫歯が少ない」 「よく咬む子供は頭がよくなる」 「よく咬んで食べるとボケ 防止できる」 などといわれるようになり、咬むことの必要性について研究がなされつつありま す。
これにより "咬む" という物理的力があご・顔面・歯周組織に加えられると、骨格形態変化 に及ぶことが突き止められてきています。
身体に加えられる外力と、細胞代謝の関係を研究する学問があり、それは "メカノサイトロ ジー"とよばれています。
よく咬むとどのような効果があるか?
● 肥満防止
よく咬むと脳にある満腹中枢が働き、満腹を感じ始めるので、食べ過ぎないですみます。
またよく咬むと ヒスタミン という物質が脳の中に作られ、このヒスタミンが食欲抑制や、
内臓脂肪の燃焼促進効果があるので、よく咬むことは肥満防止につながります。
● 虫歯(歯の病気)予防
よく咬むことで、つば(唾液)が分泌され食べかすを洗い流してくれたり、虫歯のばい菌の
活動を抑制し、歯茎の血行を促進します。
唾液にはいろいろな役割がありますが、リゾチーム・ラクトフェリン などは口の中の細菌
の増殖を防ぎます。
近年の私たちの食事のメニューには、軟らかい食べ物が多くなってきているので、固い
物や食物繊維の多く含まれる食品をできるだけ摂って歯と身体の健康に気をつけていき
ましょう!
こんにちは歯科衛生士の上野 みきです。歯周病と糖尿病について何回かお話していますが、
今回は糖尿病と歯周治療について、お話いたします。
糖尿病と歯周病は、代表的な生活習慣病で、生活習慣要因として、食生活や喫煙に関与します。
歯周炎をコントロールすることで、糖尿病のコントロール状態が改善する可能性があるとされています。
糖尿病は長期にわたる血糖コントロールの状態によっては、多くの合併症をもたらす疾患で、その合併症が生活の質を大きく低下させる。歯周治療による歯周病の改善が糖尿病患者の血糖コントロールの改善に関係する可能性が最近の研究から示されている。特に2型糖尿病に関しては、歯周治療を確実におこなうことにより、インスリン抵抗性に関与するCRPが低下することが明らかにされている。
良くコントロールされた糖尿病患者では、一般の歯科患者さんの場合と同程度の治療効果が得られます。
皆様こんにちは。歯科衛生士の上野千里です。
今回は乳幼児期の歯磨き方法についてです。
まずは年齢別にお口の中の特徴を知ってもらいます。
1歳6ヶ月~2歳ごろ
奥歯がはえはじめ、歯ぐきではなく歯でかめるようになってきます。
むし歯菌が感染しやすい時期です。
2歳~2歳6ヶ月ごろ
乳歯の糸切り歯が生えてきて物をかみ切ることが出来るようになってきます。
この頃から食後、寝る前の歯磨きを習慣づけるとよいでしょう。
2歳6ヶ月~3歳ごろ
乳歯が全部はえそろうころです。早い子は5歳ごろから永久歯が生えてきます。
かみ合わせが完成し、食事も自立出来る頃で甘味への偏りや食生活の乱れに注意。
ブクブクうがいの練習もしていくといいです。
まずは歯ブラシの準備です。
お子さん用の歯ブラシとお母さん用の仕上げ磨き用の歯ブラシの2本用意します。
1歳半ぐらいまでのお子様は横抱きして歯ブラシを持たせてあげてみがくとよいです。それ以降のお子様は膝枕で磨いてあげるとよいと思います。
歯ブラシの当て方は歯の面に対して直角にあてます。
今のお話はあくまで基本になるのでもし何か疑問などわからないことがありましたら西尾歯科までおこしください。
皆さん、こんにちは。
チーフ:歯科衛生士の下川床 里美でございます。
今回は10月30日から連載形式で書かせて頂いている、「たばこの知識」 今日は「たばこの成分について」書かせて頂きます。宜しくお願いいたします。
たばこの煙の中には、様々な「燃えかす」が生成され、これらは、気体成分と微粒子成分とに分けることができます。「燃えかす」の中には、タールとして存在するような、不完全燃焼の過程で生成される中間産物的な化合物が無数に含まれるほか、一酸化炭素、ニコチンといった、からだに悪影響を及ぼす物質が含まれています。
タールという言葉自体はさまざまな別の物質の呼び名として使われますが、たばこ煙のうち一酸化炭素やガス状成分をのぞいた粒子状の成分、いわゆるヤニのようなものを指します。
このタールにはニコチンをはじめとする有害物質や発がん性物質が数多く含まれていますが、タールに含まれる発がん性物質の代表的なものにはベンツピレン、アミン類、NNKなどがあり、他にもがんを引き起こす可能性のある物質が60種類以上含まれています。たばこの中には「低タールたばこ」と呼ばれるものがありますが、機械の用いた一定の測定法による測定値が相対的に低いというだけで、たばこに含まれるタールの量が少ないわけではありません。製品に記載のタール量は機械により一定条件下で測定されたものであり、身体に取り込まれるタールの量は吸い方によって変わるため、低タールたばこがタール量の摂取が少ないとは言えず、もちろん害が少ないわけではありません。
血液中のヘモグロビンは酸素と結びついて全身に酸素を運ぶ役割をしていますが、一酸化炭素は酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすい性質を持っています。このため、一酸化炭素があるとヘモグロビンは酸素と結びつくことができず、血液の酸素運搬能力が低下してしまい、酸素不足に陥ります。これが一酸化炭素中毒です。
一酸化炭素はたばこの煙にも1%から3%ほど含まれています。ニコチン、タールとともにたばこから発生する有害物質の代表的なものとして「たばこの三害」などと呼ばれます。一酸化炭素とヘモグロビンが結びついた一酸化炭素ヘモグロビンの体内での半減期は3、4時間程度なので、頻繁に喫煙する人は慢性的な酸素欠乏状態となり、ひいては赤血球が増えるなどの影響もあります。また一酸化炭素は血管の動脈硬化を促進するともいわれています。
ニコチンは、アルカロイドの一種で、神経毒性の強い猛毒です。化学物質としては毒物に指定されています。 たばこの葉に含まれており、喫煙によって煙から体内に取り込まれます。血液中のニコチンは急速に全身に広がります。中枢神経にあるニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR) にニコチンが結合すると、報酬系と呼ばれる神経回路に作用して心地よさをもたらします。喫煙の習慣をなかなか止めることができないのは、この仕組みが強い薬物依存を引き起こすためです。
たばこの成分には、他にもいろいろございますが代表的なものを説明致しました。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
皆さま こんにちは 歯科衛生士の平田です
生まれたての赤ちゃんはもちろんはじめは歯がありません。
歯がはえるまでは安心しておっぱいやミルクを沢山飲ませてあげてくださいね。
平均的なお話ですが、6ヶ月頃から1才まで位に最初の歯がはえ始めます
下の前歯からはえることが多く よだれが沢山出る頃でもありぼちぼち
離乳食も始まりますね。
まだ歯ブラシで磨かなければ落ちないような汚れはついきにくい時期ですので、
ガーゼなどで唇と歯の間に溜まったミルクを優しくぬぐう様にして下さい。
お口の中を触られることに慣らしてゆきましょう。
ミルクの後には湯ざましを飲ませることでお口の中もきれいになります。
10ヶ月頃から上の前歯が生え始める子が増えてきます。
ここはよだれでは汚れが落ちにくい部分です。
そろそろ1日1回の歯磨きが出来ればよい時期。
歯ブラシを使った歯磨きをいつから始めるかは はえ方で決めてみてください。
上の歯がぴったりとくっついているとそれだけで虫歯を作りやすいので歯磨きを始めます。
水を付けただけのブラシでも構いません。きちんと磨くというよりは
歯ブラシに慣れることが目的です。 あまり強制的ではなく、歯磨きは楽しいもの
を覚えてもらいたいので、手際よく短時間で終わらせましょう。
虫歯予防のためにも夜間の頻繁な授乳やミルクは卒業したいものです。
1才ごろ、前歯8本がはえ揃い、乳臼歯がはえ始めます
臼歯の嚙む面の溝に歯垢もたまりやすくなる時期です
この頃には1日1回きちんと磨く習慣を付けてあげてください。
長い時間お口を開けていられないので手早く磨いて上げましょう
楽しい歌を歌いながら、はみがきソングを聴きながら楽しく接してあげてください
食事内容もよく嚙んで食べないといけないもの、嚙み応えのあるもの
決まった時間に短時間で食事や間食が終わるようにお家の方の
協力が必要です。
1歳まではお家の方の管理の下で虫歯は防げる時期です
かわいい笑顔が見たいからと言って、決しておじいちゃんやおばあちゃんが
お孫さんにお菓子を食べさせないように、我慢してくださいね。
虫歯は感染症です。離乳食時期に家族の方の嚙んだものを与える事も
十分注意が必要です。家族に赤ちゃんが仲間入りしたときから改めて
お口の中のケアを見直してみましょう ♪