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仕上げ磨き
こんにちは、歯科衛生士の伊藤です。
今回は私自身の子育て経験談も交えながら
"仕上げ磨き"について書かせていただきます。
幼児期の子育ては本当に大変です。
しかし、子供の歯が虫歯にならないように
特別な日を設けないことを心がけて
365日必ず仕上げ磨きを行うようにしました。
"愚図っているから、今日はあきらめよう"
としてしまうとかえってそれが習慣化してしまうからです。
おかげでうちでは2人とも仕上げ磨きを嫌がりませんでした。
また、子供は大人の真似ねをしたがるので、まだ歯が生える前から
お母さんが歯を磨く所を見せていると、比較的すんなり
歯磨きをするようになります。ぜひ実践してみてください。
とはいえ歯磨きを嫌がる子供もいると思います。
子供が歯磨きを嫌がる要因として考えられるのが、
お母さんが子供の歯を磨くのに不慣れなことや、
子供が歯を磨かれることに慣れていなかったり、
楽しく遊んでいたのを中断して歯磨きをさせられるなども
考えられます。
成長に応じた歯磨きをスキンシップとして
行えるよう、ここでは年齢に応じた仕上げ磨きの
ポイントをまとめましたので是非、ご参考にして下さい。
①乳幼児頃
授乳の影響で舌や粘膜に白っぽいカスがたまることがあるので、
水やぬるま湯で湿らせた布やガーゼで軽く拭き取ってあげてください。
②生後7.8ヶ月~
前歯が生えてきます。前歯の汚れを湿らせた布やガーゼで
軽く拭き取ってあげてください。
③1歳~
そろそろ歯ブラシを使って仕上げ磨きをしてあげましょう。
奥歯も生えてくるので、忘れず磨いてあげてください。
歯ブラシをおもちゃとして与えて歯ブラシに
慣れさせてあげてもいいと思います。
(ご注意)
歯ブラシの柄が輪になっていて、乳幼児用の危なくないものを選んで、
事故が起こらないように保護者の監督下で行ってください。
④3歳~
自分で磨く練習を始める時期です。
習慣化が目的なので上手い下手は関係ありません。
手伝ってあげることと、仕上げ磨きをしてあげてください。
(ご注意)歯ブラシは、子供用と仕上げ磨き用を別に用意して下さい。
⑤5歳~
1日3回(朝・昼・夜)磨きを習慣づけましょう。
仕上げ磨きで、磨き残しチェックをきちんとしましょう。
⑥6歳~
奥歯に6歳臼歯が生えてきます。溝がでこぼこしているので
食べかすが溜まりやすく虫歯になりやすいので
意識して磨くようにして下さい。
仕上げ磨きもきちんとしてあげて下さい。
※仕上げ磨きは、小学校の高学年くらいまではしていただくほうが
虫歯予防につながります。
【子供用歯ブラシの選び方】
「幼児用」「園児用」など表示のあるものを選びましょう!
歯ブラシの柄が短くお子さんに安全な形になっています。
《仕上げ磨き用の歯ブラシ》
ヘッドが小さく柄が長くなっていて磨きたい所や奥歯が
あたりやすいようになっています。